2009年2月20日(金)/ゴールドの予想・見通し
金本位制から完全に離れた1970年以来、繁栄の40年を経て、はじけたペーパーパネーによる信用バブル。できることなら、全ての通貨をショートしたいという思いに駆られるトレーダーも少なくないと思う最近の為替相場ですが、「最後の通貨」のゴールドは高値追いが続いています。
ウォールストリートジャーナルは、「産業用や宝飾用のゴールドの需要は減少気味だが、実体経済の先行き不透明感がゴールドへの投資需要(金の延べ棒やコインなど実物資産としてのゴールド)を高めていてゴールドが結果的に高値を追っている」という記事を掲載しています。(参照元)
さらに、ゴールドは他の実物資産よりも「インフレ」のサイクルが早く訪れる資産で、みんなが思っている以上にゴールドの価格は早く、高くなるだろうと、2010年末には2300ドルにも届くだろうとの見方も出ています・・・。(参照元)
ゴールドの第1人者の豊島逸夫さんも、本日付の記事で欧州における投資意欲が尋常でないことを指摘、1000ドルをレジスタンス・ラインとしてしばらくもみあうことがあるかもしれないが、中長期では「ブル」であるとの見方を崩していません。(参照元)
ナポレオンが登場する前からそして金本位制が起こしたかつての経済の混乱の中でも、フランスの富裕層や欧州の富裕層が資金の逃避先としてスイスの個人銀行を選び、そして現代にまで欧州の安定通貨として機能してきた「スイスフラン」。そのスイスフランですら今回は、東欧諸国発の金融・経済危機に見舞われて、その「安定性」が失われはじめています。フランス人をはじめとする欧州の富裕層が腰を入れて投資をはじめた「ゴールド」、本格化はまだまだ先かもしれません・・・。
下はmarketoracleから引用したゴールドの予想チャート