外国為替証拠金取引/FXと確実性効果について

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カーネマンとトヴァスキーが発明したウェイト関数により、認知 された確実性効果が外国為替証拠金取引/FXに与える影響について考 えてみたいと思います。

確実性効果とは、平たく言えば、確率が低いところと確率が高い ところでの意思決定のウェイトに大きな変化が見られることを指 しています。

例えば、人は0~10%と45~55%と90~100%という確率の変化では、 90~100%と0~10%の2つのケースで意思決定のウェイトに大きな 変化が見られるということです。

具体例としては、0~10%には宝くじ、生命保険、90~100%には、 先進国の債券、定期預金などがあります。

宝くじや生命保険はその起こる確率からすれば、意識決定のウェ イトが理論上よりは高く見られがちであり、また外国の債券や定 期預金は、その元本保証の確率の高さから低い利回りしか実現で きないのにも関わらず、意思決定では必要以上に価値を高く見ら れる傾向にあります。

では、外国為替証拠金取引/FXはどうでしょうか?

確率から言えば、為替がどちらに動くかという確率は単純に50%な はずです。

上がるか下がるか、ロングかショートかあるいはその両方をリスク ヘッジしながら利ざやを抜くか、いずれにしろ変化の確率は50%に限 りなく近いはずです。

ただし50%とは言え、その時々の為替の変化は何らかのファンダメン タルズ要因や投機資金の流れなどが複雑に絡み合い、短期的、長期的 には、厳密には50%ではないかもしれませんが…。

ところが、現実には専門家と称する人たちは、まるで90~100%、 0~10%に近いような発言を繰り返しています。

もちろん、専門家がいつも「どちらに転ぶかは不透明ですね。」なんて 発言していると、誰にも話を聞いてもらえなくなる可能性は大ですが(^^;)

そこで、私たち個人投資家に必要になってくるのは、先に説明した確実 性効果をできる限り排除・無視することです。

人は確実性効果を実感できるような、偏った意見に聞き入りやすい特性が あります。

しかし、実際には予想的中率の高い専門家はほとんど存在しません。

つまり、本来50%程度であるはずのものに、確実性効果を実感できるような 意見に大きく反応してしまうのはあまり効率が良くないということです。

こうした確実性効果と投資の専門家の意見というものについては、外国為替証拠金取引/FXに限ったことではありませんが…。

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