外国為替証拠金取引/FXとモメンタム効果

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外国為替証拠金取引/FXにおいて為替変動を予想することは専門家 であっても、極めて難しいと言われています。

それを難しくさせている原因の一つにモメンタムがあります。

モメンタムというのは、平たく言えば、「勢い、傾向」といった 感じです。

このモメンタムですが、本来は株式投資などで多く使用される言葉 ですが、為替チャートの分析などでもよく使用されていますので、 ご存知の方も多いと思います。

さて、このモメンタムを引き起こしている原因ですが、行動経済学 では、アンカリングによる過小反応が通説となっています。

例えば、為替の変動を引き起こすような利上げや失業率の上昇など が発表されて間もない頃は、短期間でそれほど急激な変化を見せず にゆっくりと変化する傾向にあります。

それは、多くの市場参加者がその変化を適正に織り込むのに時間が かかるのと、それまでの過去の数字に引きづられてしまうからという ことです。つまり、過小反応ということです。

また別の見方として、ある行動経済学の学者はモメンタムの原因に、 自己責任バイアスを挙げています。

自己責任バイアスとは、平たく言えば、成功は自分の力とみなし、 失敗は外部要因とみなすことです。

モメンタム効果を自己責任バイアスで説明しますと、何らかの変化を 目の前の市場に反映させ、判断の修正を行うことを意図的に避けること ということになります。

つまり、自分が建てていたポジションに対して、損失を被った場合に 本来は適正に変化を織り込めなかった自分の責任を過小に評価し、 外部にその原因を押し付けようとしているというわけです。

以上、モメンタム効果はアンカリングによる過小反応と自己責任バイア スで説明できますが、実は日本人にはあまりモメンタム効果が見られない ことが知られています。

その理由はまだ明らかにされていませんが、広義で文化的背景、国民性が 影響していると言われています。

日本ではあまり見られないモメンタム効果ですが、外国為替証拠金取引/FXは 外国通貨とのやりとりですから、あえてそれを意識、利用するぐらいの感 覚を持つのがちょうどいいのかもしれません。

と言いましても、利用するのは簡単ではないかもしれませんが…。

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