オプションといえば、ストックオプションがすっかり有名になりましたが、 FXや株式におけるオプション取引もようやく日本でも活発になってきました。
オプションの有効性については株式でも為替でも本質はそれほど変わりありません。
株式では「金持ち父さん」のロバート・キヨサキ氏やベストセラー「株式投資大作戦」 のジム・クレイマー氏(初期の頃、800万円をオプションで8000万円にして独立)、 為替では伝説のディーラー藤巻健史氏がその効力を認めています。
では、通貨オプションを見ていきましょう。
まず、通貨オプション取引とは通貨を売買する権利の取引のことです。
ある通貨を買う権利をコールオプション、売る権利をプットオプションと呼びます。
「オプションを買う」を少し言い換えます。「コールオプションを買う」というのは、 「買う権利を買う」「プットオプションを買う」というのは、「売る権利を買う」です。 そのまんまですが。(^^;)
ではオプションを買うということはどういうことかと言いますと、コールにしろプット にしろ、オプション料を払って、どちらかに賭けるというこです。
具体例を挙げます。
円高を予想する場合、プットオプションを「買い」ます。
3ヶ月前 円=120円
3ヶ月前に買ったオプション行使価格 円=110円
オプション料 @1円
現在 円=100円
円高を予想したところ、見事現在100円まで円高になりました。そして実際に取引を します。まず、現在の100円の円を買ってきます。
そして、プットオプションを行使します。つまり、110円で売ります。
110円ー100円=10円からオプション料の1円を引き算します。
利益は9円になります。
なーんだ9円か…。ではありません。オプション料を10枚払うとどうなるでしょうか?
利益はなんと90円になります。つまり、10円のオプション料で90円の利益を手にする ことができるというわけです。
一見レバレッジに近いですが、オプションを買う場合の特筆すべき点は
「オプション料以外は損をしない」ということです。
例えば、上の例で言えば予想がはずれて3ヶ月後の円の価格が120円のままでしたら、 120円で買って、110円で売るという残念なことになりますが、その場合はオプションを 行使せずに、つまりオプション料をどぶに捨てればいいのです。
民間の掛け捨ての医療保険や生命保険と同じですね。
医療保険というのは、自分が病気になることにかけるオプションですよね。ならなければ、 支払ったお金は返ってこない…。でも、病気になったらお金を受け取ることができる。たま に、病気になって入院したら儲かっちゃったという人がいますが、上の為替オプションの例 も本質的には同じです(笑)
最後にもう一つオプションを「売る」というのがありますが、これはオプションを 「買う」の反対だと考えると分りやすいでしょう。
つまり、オプション料はもらえるが、下手をすると損失はどこまでも拡大する可能性が あるということです。
まとめると、
オプションを買うのは利益は無限大、損失はオプション料/保険料だけ
オプションを売るのは利益はオプション料だけ、損失は無限大。
なお、藤巻健史氏も仰っていますが、個人投資家であれば、オプションは原則「買う」 だけにした方がいいと思います。