ロング・ショート戦略・運用は有効か?

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ヘッジ・ファンドが次々と生まれ、株式、為替などのマーケットで その影響力が大きくなっていると言われています。

ヘッジファンドとは一部の機関投資家や富裕層等の資産を集め金融 派生商品などを利用して、小~大規模に資産運用を行うファンドの 総称です。

さて、そんなヘッジ・ファンドが用いる戦略の一つで有名な運用方 法に、ロング・ショート運用/戦略というものがあります。

広く知られている方法ですが、説明したいと思います。

ロング・ショート運用/戦略は平たく言えば、ある割高であると判断 できる株式を売り、ある割安であると判断できる株式を買いつける方 法で、リスクを分散しながら、絶対的なリターンを目指そうというものです。

通常のトレードでは、どちらかの方向にウェイトを置きながらポジ ションを形成していきますので、その方向に相場が向かえば、プラス 逆にその方向とは逆に相場が向かえばマイナスになります。

しかし、ロング・ショート運用/戦略では、それを双方向で狙おうという もので、予想する方向さえ的中すれば、大きく収益を取れる可能性が あるということです。

実際には、ロング・ショート運用/戦略はリスク管理をしながら、 絶対的なリターンを目指すという趣旨の方が強いようですが…。 ですから、ロング・ショート運用/戦略は高いレバレッジをかけている が多いと言われています。あの破綻したLTCMも高いレバレッジでした。

さてそんなコンセプトはさておき、ロング・ショート運用/戦略が実際に 有効かどうかということですが、結局は、情報の非効率性を上手く利用 できるかどうかにかかっています。 つまり、ロング・ショート運用/戦略に善・悪はなく、それを利用する側 が相場や個別の銘柄、あるいは為替の先行きに対しての判断の精度を高め るしかないということです。 ロング・ショート運用/戦略は高度にプログラムされたトレード戦略であり、 リスク管理もしっかりしているから、絶対リターンが期待でき、レバレッジ を高くし、高い収益をあげることができるというのは、実は大きな幻想で あることが分ります。 つまり、投資あるいは投機の収益の源泉は、戦略スタイルにあるではなく、 情報の非効率性の利用にしかあり得ません…。 金融派生商品を駆使し、いくら高度化されたプログラムであっても、人間の 心理が生み出す相場を完全にコントロールすることはできません…。
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